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プロの発声法で劇的に上手くなるボイストレーニング レッスン

リズム

日本の演歌に『津軽海峡冬景色』という有名な曲があります。

 

その冒頭部分を手拍子しながら歌ってみて下さい。

 

歌詞は
『うえのはつの やこうれっしゃ おりたときから』
です。

 

では、どうぞ!

 

どうですか?

 

歌詞のどの部分で手拍子したか確認してみて下さい。

 

下の<   >でくくった部分で手拍子したのではないでしょうか?

『<うえの>はつの <やこう>れっしゃ <おりた>ときから』 

 

ではなかったでしょうか?


次にアメリカのカントリー・ソングで有名な
『Take me home, country road』を手拍子しながら歌ってみて下さい。

歌詞は
『カントリー・ロード テイク ミー ホーム』
です。

では、どうぞ!

どうですか?

下の<   >でくくった部分で手拍子したのではないでしょうか?
『カントリー・<ロード><><> テイク <ミー> ホ<ーム>』

しかし、これを
『<カントリー>・ロード<><> <テイク> ミー <ホ>ーム』
としてしまった方も多いでしょう。

実は、リズムを習得しようと思った時、
人は生まれ育った国・地域・文化に強く影響を受けているので、
元々持っているリズムと学んで習得していかなければならないリズムがあります。

私たち日本人がリズムを取ろうとすると、
リズムのオモテ側に乗る傾向があります。

4拍子なら『<1>・2・3・4』、もしくは『<1>・2・<3>・4』という具合に、
アタマの部分にアクセントをつけるのです。

『津軽海峡冬景色』で、
それぞれアタマの部分で手拍子してしまうのは、
日本の文化から生まれた演歌の特徴であり、
私たち日本人がオモテ側でリズムに乗る傾向があるからです。

一方、西洋人がリズムを取ろうとすると、
リズムのウラ側に乗る傾向があります。

4表紙なら『1・<2>・3・4』、もしくは『1・<2>・3・<4>』という具合に、
ウラの部分にアクセントをつけるのです。

『Take me home, country road』で、
それぞれのウラの部分で手拍子するのは、
西洋人の文化から生まれた音楽の特徴であり、
西洋人がウラ側でリズムに乗る傾向があるからです。

しかし、我々日本人はウラのリズムで乗るべき洋楽にも、
オモテのリズムで乗ってしまう傾向があるので、
聞いている人にとは重たくリズム感のない、
いわば演歌テイストの洋楽になってしまいます。

また、日本語は『子音』の言語、
西洋の言語は『母音』の言語であることも意識する必要があります。

例えば、『うえのはつの』を伸ばして発音すると『うぅえぇのぉはぁつぅのぉ』になります。

我々日本人はアタマの部分の子音
『<う>ゥ<え>ェ<の>ォ<は>ァ<つ>ゥ<の>ォ』
にアクセントを置きます。

単語を分解しても、日本人はやはりオモテ側で乗る人種なのです。

これを西洋人の言語は、日本語で無理矢理説明すると、
『う<ゥ>え<ェ>の<ォ>は<ァ>つ<ゥ>の<ォ>』
とアクセントを置くようになっているのです。

『country road, take me home』でもアクセントの置かれている場所は、
『c<ou>ntr<y>  r<oa>d,  t<a>ke  m<e> h<o>me』
のように西洋の言語は単語に分解しても、
ウラ側で乗るような構造になっているのです。

リズムのオモテで乗ると『ゆったり、まったり』した感じになり、
ウラで乗ると『アップテンポ』になります。

日本人でもロックやアップテンポのJ-POPのアーティストなどは、
当然その辺りも意識していらっしゃいます。

例えば、桑田圭佑さんの『波乗りジョニー』では、
『あ<ァ>お<ォ>い な<ァ>ぎさ<ァ>を<ォ> は<ァ>し<ィ>り<ィ>』という具合に、
母音にアクセントが置かれていることで、
日本語でもアップテンポに聞こえるように工夫されています。

AIさんなどハーフのアーティストは日本語も外国語も堪能であるからか、
バラード曲でも『Story』を例に挙げると、
『ひとりじゃあ<ァ> な<ァ>い<ィ>か<ァ>ら<ァ>』と
ウラのリズムになっています。

また、日本の中でも沖縄は独特の文化があり、
沖縄民謡では、
『ン<ハッ>、ン<ハッ>、ン<ハッ>、ン<ハッ>』
という具合にウラのリズムで乗ります。

沖縄出身アーティストの活躍が著しいのは、
アップテンポな音楽に適したウラのリズムを
生まれ持っていることも理由の1つでしょう。

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